第八十七回『あなたの街に松田がやってくる?!』


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みなさん、6月ですね。
6月といえばなんですか?

松田の誕生月です。

ああ、なんということ。松田が生まれた月なのです。
一つの生命がこの世に生まれたことには何の罪もなく、祝福するべきことなのです。

しかし、祝福されるべき魂が、それに値するかどうかはまた別の問題なのであります。

誕生月に松田が何をしているか。

彼は、Facebookとにらめっこしています。
常にFacebookを開き、Facebookのことだけを考え、左目にはFa、右目にはce、左鼻の穴にはbo、右鼻の穴にはok、という文字が浮かんでいるではありませんか。

ああ、なんと恐ろしいこと。このような行いが許されるのでしょうか。

松田のFacebookには、旧友や、仕事関係の付き合いがある方からのコメントが殺到しています。

「まっちゃん、誕生日おめでとう!」

ああ、にやつく松田の顔が見えてきます。細い目がさらに細くなり、その目尻はだらしなくたれています。

調べてみると60件近くのコメントが入ってきています。

松田は蜘蛛。そう蜘蛛なのであります。
恐るべきハンターは、罠を張って婦女子が近づくのを待ち構えているのであります。

見えてきましたか?見えてきましたよね?

松田は、この中から、自分の獲物になるターゲットを物色し、即座にメッセージを送り返してるのであります。


「ありがとう、やすみちゃん(仮名)。


ぼくのことを覚えていてくれて嬉しいよ(どこで会った女か覚えてへんけどな)。

良かったら今度食事にいきましょう。

松田だけに松屋なんかどうですか?」

唯一感心できるのは、松田は自分の本分を忘れないことです。
どのような状況でも、最後の一行で滑ることも忘れないのであります。

松田の生態研究において、6月は繁殖期に位置づけられ、この1ヶ月で見つけたパートナーを1年がかりで料理することが知られています。ドタキャン、既読スルー、意味不明な言動、理解不能な行動などに苦しめられながら、素敵な一年を送ることを厭わない奇特な方は、是非松田のFacebookを覗いてみて下さい。

あらあら、かしこ。

実行委員長ハト


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